独立開業に必要なビジネスフォンとは?OA機器の気になる相場

独立開業に必要なOA機器は一般向けの商品と違って高額な物も多く、どうやって費用を抑えるか悩むところです。

格安の中古品などもありますが品質や性能は大丈夫なのでしょうか?この記事では特にビジネスフォンの気になる相場や注意点についてご説明したいと思います。

1.独立開業に必要なビジネスフォンとは?

独立開業に必要なビジネスフォンとは?

OA機器とはオフィスオートメーションに必要とされる機器の総称で、パソコン・ビジネスフォン・ファックス・コピー機・シュレッダーなどを指します。OA機器は一般向けの商品に比べ多機能で耐久性にも優れていますが高額なものが多く、初期費用を節約したい独立開業時にはどうやって費用を抑えるか非常に悩むところです。

新品のビジネスフォンは定価でいくらぐらいするのでしょうか?当然メーカーや機種ごとに値段に差はありますので参考程度ですが、3台セットで30万円以上するものも多くあります。家庭用電話機と比べるとびっくりするような値段ですが、どうしてこれほど高いのでしょうか?

ビジネスフォンはどうして高いのか?

そもそもビジネスフォンとは電話機だけではなく「専用の電話機」と「主装置(PBX)」のセットのことをビジネスフォンと呼びます。この「主装置(PBX)」が含まれるのも値段が高くなる理由の1つです。

「主装置(PBX)」とは外線と内線をコントロールする交換機のことです。例えば、代表番号に着信があった場合グループ内のどの電話でも対応できるようにしたり、保留転送でそれぞれの窓口へ電話を割り振ったり、内線同士で通話ができるようにしています。

「専用の電話機」にもメーカーや機種によって様々な便利な機能が搭載されていますが「専用の電話機」と「主装置(PBX)」は基本的に同一メーカー(機種)でなければ動作しません。

ビジネスフォンは家庭用電話機とは全く異なる機能や構造上の理由から現在の価格となっています。

忘れてはいけないのは工事費用です。ビジネスフォンの設置や設定は自分ではできず、必ず業者に依頼しなければいけません。台数が多ければそれなりの費用になりますので購入前に確認しておきましょう。

2.中古でも大丈夫?新品との比較

ビジネスフォンの購入方法は基本的に以下の3つになります。

  • 新品購入
  • 中古品購入
  • リース購入

新品購入は最新機種から用途に合ったものを選ぶことができますが、上記で説明した通り購入費用が高くなってしまいます。

中古品の価格は新品の約50%〜90%オフで販売されています。もちろん機種や状態によって価格は変わりますが、新品に比べると格安で購入できるのが魅力です。中古品にはかなり古いものも多いので機能や耐久性などには注意が必要です。

リースなら新品のビジネスフォンを安く導入することができます。しかし、価格面では初期費用を抑えられるものの、月々のリース料に加え保守費用などもかかるため総支払額は新品購入時より高くなります。基本的に途中解約もできませんのでリースを決める前に契約期間やトータルでかかる費用など十分に検討されることをお勧めします。

中古ビジネスフォン購入のポイント

コスト面では圧倒的に安い中古ビジネスフォンですが機能や耐久性は大丈夫でしょうか?

確かに中古ビジネスフォンは最新機種と比べると性能や耐久性は劣るかもしれません。もし中古ビジネスフォンが購入後故障した場合、古い機種は特に同機種の購入や修理ができない可能性があります。

しかし、実際のところビジネスフォンを保留・内線・転送などの標準機能で使う場合、中古品でも問題なく使用できることがほとんどです。

ビジネスフォンは見た目が似ているので機種の発売時期がわかりづらいですが、購入の際は製造時期を確認してください。2〜3年前に発売された機種であれば最新機種と性能を比較してもほとんど見劣りすることはありません。見た目も美品が多く使用感がほとんどないものも多くあります。

さらに、販売店によってはビジネスフォンの購入にあわせて電話回線のキャリアに加入することで、ビジネスフォンの代金が0円になることもあります。

3 .まとめ

ビジネスフォンは家庭用電話機とは違い新品購入だと購入費用が高くなってしまいます。

中古品の価格は新品の約50%〜90%オフで販売されていますが、機能や耐久性などには注意が必要です。

リースなら新品のビジネスフォンを安く導入することができますが、総支払額は新品購入時より高くなってしまいます。

保留・内線・転送などの標準機能だけ使いたい場合は、中古ビジネスフォンでも十分に使用できます。新品は費用がかかり過ぎるけど、絶対に中古品は嫌という場合はリースを検討してみるのはいかがでしょうか。

独立開業に合わせて中古ビジネスフォンの導入を検討する際は、価格だけでなく設置や修理なども対応してくれる信頼できる販売店から購入しましょう。

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